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木造住宅の防音相談の場所変更

5月27日より、木造住宅の生活防音および防音室の相談場所が変更になりました。
*国立駅前の喫茶店が約30年間の営業に幕を下ろし閉店するためです。

新しい相談場所は、南武線・西国立駅より徒歩9分の位置にある仕事場(マンションの2階)および直近の提携店(居酒屋:ビルの1階)です。
*居酒屋は仕事場の直近にあり、17時半ころから打合せができます。ソフトドリンクと軽食を注文できます。
*店内は比較的広く、喫茶店よりも資料などを拡げやすいです。

今後は、諸経費がかかる関係で、無料相談のご予約を精査させていただきますので、内容に応じて個別に可否をご返事いたします。

なお、無料相談の場合は建築業者の同席は原則としてできません。また、禁煙席は確保できませんので、予めご了承ください。

木造音楽教室(新築ピアノ室)の重要な備え

3月に相談がありました新築木造防音室(ピアノ音楽教室)の件ですが、見積りとヒアリングの段階で延期になりました。
たぶん、新築で完成したばかりの物件でしたので、ご予算が足りなかったのだと思います。

この現場は、ある大手住宅メーカーがピアノ教室の防音室も一緒に請け負ったのですが、音漏れが酷くて先月に提案書をまとめご提示し、内容はご了解いただけたのですが、突然延期になりました。

音漏れの主な原因は、床と壁の防音構造にありました。
・壁の遮音材と吸音材が、いずれも比較的高い周波数帯において遮音効果が小さい。
・床の固体伝播音対策がなく、下地の補強もされていないため、振動音が隣室などに響いている。
・既製品の音響ボードが余り効果がなく、反響音が調整されていない。
この3つの状況が複合化されて、音漏れが酷くなり、音響が悪くなっていると言えます。

住宅メーカーは音響・防音設計の知識はほとんどありませんので、今まで私が相談をお受けしてきた事例と同様に、設計そのものが間違っていることが多いのです。

木造新築の防音室の事例はネット上では少なく、なかなか参考になるような情報が得にくいという業界です。
当然ですが、電話や無料相談でノウハウを教えるような専門業者は存在しません。

防音職人では一般個人のかたを対象に、初回限定で木造住宅などに併設する防音室の無料相談を、南武線・西国立駅付近(徒歩9分の場所)で行っています。
お気軽に御問い合わせ下さい。
*このブログの右側に問合せページのリンクを入れています。

木造住宅2階のピアノ教室(続報)

昨年の記事(ピアノ教室の防音室)の続報です。

無事に先日、防音工事が完了し、すでに依頼者のピアニストは大型のグランドピアノ2台を設置され、音漏れや音響を確認されたようです。

当初の目標であった音漏れを大幅に軽減するという目的は達成できまして、防音効果がかなり高まったことを体感されました。
あとは、私が伺いまして、音響などの確認を近日中に行いたいと思います。

想定通りの防音効果が出た要因は、手前味噌の私の防音設計はおいといて、おそらく既存の建物の床などの補強が新築時にされていたこと、今回の工事において更に床補強をした効果が出ていることだと思います。

木造は床や壁の下地補強を行うと、質量則や想定以上の効果が出ることが多く、薄い防音構造でも十分な遮音効果が得られます。

もちろん、新築物件の場合は予め、床の下地補強に重点を置くと、リフォームによる生活防音や防音室の構築に有利に作用します。

それと壁などに音響を落ち着かせる木質繊維ボードなどを併用したのがプラスになったと考えられます。
すでにこの現場は、ピアノ教室のオープンに向けて準備の最中です。

また、後日、ピアノ教室の記事を投稿したいと思います。

木造住宅2階にピアノ教室の防音室

現在、木造の戸建住宅2階に大型グランドピアノ(スタインウェイ、ヤマハC5)を2台設置するピアノ教室の防音室を検討中です。

床の構造的補強、既存の防音ドアを生かすため直近の壁の厚さを変更できない、間口が狭いのでピアノの配置上の制約があるなど、いくつかの難しい課題があります。

近所への音漏れ対策だけではなく、ピアノ教室のレッスン中のご家族への配慮のため、出来る限りの防音効果と音響対策が必要です。

提案として、音響化粧板、木製ボード、構造補強材、上り框、2種類の制振材と遮音材を重ねて施工し、比較的薄い構造で構築することにし、依頼者のご要望を満足することができました。
*最大の問題は壁の防音構造を40ミリ以下の厚さに抑える事でした。

年内に着工し、来年(2017年)の1月中旬頃に完成する目標で進めています。
部屋が狭いのでDIYによる吸音板で音響や音漏れを調整する必要が出てくると思いますが、音響調整までお付き合いする予定です。
*ピアノ教室開設後のホームページへの協力もお約束しています。

中古木造住宅を音楽室に改造

築約20年の木造住宅を中古で購入されたかたから相談をお受けしています。

ポイントはピアノだけでなく他の楽器も併用するため、適度に響き落ち着いた感じの音色が出るような工夫をご希望です。

部屋の間口が非常に狭く、反射音の抑制とフラッターエコーの発生を抑えなければなりません。そのため、石膏ボードは一切使用しないで、吸音材と制振材および木製ボード、無垢材フローリングを主体にして改造することになりました。

窓が多い部屋なので、工事完了後にDIYで吸音板を作って音響的な調整を行うことを提案しています。

一番薄い防音施工が厚さ約25ミリ、外壁側(戸外に面して、隣家が接近している壁)は約88ミリの音響・防音壁を構築することにしました。

ちなみに他の専門業者は防音壁が約180ミリという提案であり、ピアノと家具を一緒に配置できないような構造のため、私(防音職人)のほうへ相談されました。
*しかも天井が20センチ以上低くなる提案を他の業者は平気でしてきており、これでは音響的な問題だけでなく、ヴァイオリンを背の高い人が立って演奏すると弓が天井に当たりそうになります。

楽器の音楽室は天井高が出来る限り欲しいところです。
防音職人では木造の薄い音響・防音施工を得意としているので、相談者のご希望に合致したようです。