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木造ピアノ教室の音響

2015年4月1日

前回記事の続報です。木造新築住宅に併設したピアノ・音楽教室の件ですが、完了しました。
*あとはエアコン、カーテン取付で完成します。すでに防音室として使える状況です。

このピアノ室の主な目的は通常の防音室機能に加えて、長時間疲れないでピアノなど楽器を楽しむことができるように構築することでした。この点では100点満点と依頼者には言っていただけましたので、良かったと思います。
ただ少し心残りは、周囲の暗騒音が小さいことと、ピアノ室を併設した住宅の外壁がALCパネル工法のため、音が共振しやすく、隙間やジョイント部分から音漏れが酷い状況でした。
音を封じ込めると室内での反響がきつくなり、バランスを取ることに苦心しました。部屋も余り広くなく、空間に余裕がないため、遮音材を多量に使用することはあきらめ、木材を多用する方針に切り替えました。

音響は非常にうまくいったと思います。これでもっと遮音性能を上げることができれば自分的には100点に近づいたと思いますが、自己評価は85~90点程度と、課題を残しつつ合格点を付けることができました。
主なご要望には応えることができたと思いますので、これをベースにして、今後さらに壁の遮音性能についても、もっと効果的な仕様を検討したいと思います。

木造防音室、音楽教室の設計は本当に奥が深く、万能な設計・施工というのはなく、周辺環境や依頼者の生活スタイル、ご予算と対話しながら知恵を絞り、快適な音環境の構築にもっと努力したいと考えています。

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