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木造家屋の防音室とピアノ教室

2015年2月21日

最近、ご予約をいただいたピアノ・リトミック教室の依頼者から、先に見積りを依頼した専門業者の件で、驚くべき情報をお聞きしました。
その専門業者は大手の防音施工会社ですが、余り住宅など木造家屋の構造や特長を知らないようです。プラットフォーム工法のツーバイフォー住宅の洋室をピアノ防音室に改造する提案書に、こともあろうに床をはがして少し床の高さを下げる計画を盛り込んで見積書を出してきたそうです。
しかも防音壁が18センチもあり、かなり部屋が狭くなります。

一番の問題は、床を解体して改造する防音工事を提案したことです。このような無茶をすると壁も床組も壊れてしまいます。プラットフォーム工法は先に床をパネルのように構築して、その上に壁を作ることから、このような名称が付いたと言われます。床の上に外壁などが構築されているわけですから、床をはがして改造するなど論外です。
このような防音工事業者が木造家屋の防音室を担当すること自体が無理なことです。
*補足:この住宅は新築であり、業者保証の関係で既存構造に影響を与える改造については保証対象外になるので、既存構造を生かすことが前提です。

上記の依頼者は、私の説明と当該物件の新築業者の話を聞いて、非常に驚かれ、ご家族も無謀な提案をしてきた専門会社に怒っておられたようです。当然ながら、私の提案書のほうを支持され、本日、ご契約の打合せを完了しました。

新築の木造住宅は、出来る限り現状の構造を生かしながら、防音施工を計画するのが普通であり、建物の寿命や安全性を重視するのが基本です。そのうえで費用対効果の高い防音仕様を提案することが重要です。

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