Skip to content

木造防音室の設計仕様の変化

2014年8月20日

ここ数年、遮音ゴム系製品、材料の高騰で、市販の防音材などの品質がマイナーチェンジしました。面密度は変わらなくても、制振性能が低下し、ピアノ防音室にとって重要な床・壁の共振対策、高音域の遮音性強化という面で、品質の高い製品が姿を消しつつあります。

一方、車など車両や機械設備関係の遮音対策の素材は、ポリエチレンフェルト・ウール、軟質ウレタン、ブチルゴムが主流となり、専門業者による防音室の設計仕様も一部変化してきています。
また、木材を材料とするインシュレーションボードの活用、構造用合板による剛性補強と合わせて、上記素材を組み合わせた仕様も開発されてきており、むしろ、これが今後の主流になるのではないかと思います。

さらに、アスファルト制振マットに充填剤を合成した製品もあり、これが遮音ゴム製品の代替として機能することが期待されています。

木造防音室の対策は、複合的な素材活用を前提とした設計仕様・施工のほうが音響的にも安定し、防音効果を高めることができます。

遮音ゴム、石膏ボード、ロックウール・グラスウールだけの設計仕様は、木造にとって必ずしもベストマッチとは言えないので、合板を含めた木材の活用、新しい素材・製品の併用は、今後の木造防音室の重要な防音構造を担うものだと思います。

広告

現在コメントは受け付けていません。

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。